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米消費者物価指数、9月は予想上回る伸び-インフレ圧力長期化

更新日時
  • 総合CPI、前月比0.4%上昇-前年同月比5.4%上昇
  • 食品や住居費の上昇を反映-中古車や航空運賃、ホテル宿泊費は低下

9月の米消費者物価指数(CPI)は伸びが市場予想を上回り、前月から加速した。インフレ圧力が根強いことを浮き彫りにした。

キーポイント
  • 総合CPIは前月比0.4%上昇-前月0.3%上昇
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.3%上昇
    • 前年同月比では5.4%上昇-2008年以来の高い伸びに並ぶ
  • 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.2%上昇-前月0.1%上昇
    • 市場予想と一致
    • 前年同月比では4.0%上昇

Price Pressures Persist

U.S. headline inflation rose more than forecast in September; core matches

Source: Bureau of Labor Statistics, Bloomberg survey

  過去に例を見ない輸送面での障害や資材不足、商品価格の高騰、賃金上昇が重なり、生産者にとってのコストが急騰している。多くの生産者がその一部を価格転嫁しており、米金融当局を含む多くのエコノミストが想定していた以上の根強いインフレにつながっている。

  9月のCPIには食品や住居費の上昇が反映された。一方、中古車・トラックや衣料品、航空運賃は低下した。

ホテル、家賃

  新型コロナウイルスのデルタ変異株感染拡大で旅行に影響が及んだことを反映し、ホテル宿泊費は低下したが、インフレは経済再開に関連した分野以外にも広がりつつある。

  住宅価格の上昇もCPIデータに表れ始めており、家賃は前月比0.5%上昇と、2001年以来の大きな伸び。帰属家賃は5年ぶりの大幅上昇となった。

CPI Reopening Components
Non-reopening components in CPI have larger contribution to September increase
 

  パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏はリポートで「ここから中期的に、投資家は『一過性』のシナリオを脅かすと少なくとも見受けられるデータに備える必要がある」と指摘した。

  新車や家庭用家具・備品の価格も上昇。今後はエネルギー価格の高止まりで消費者の懐はさらに痛む見通しだ。

購買力

  別のデータによれば、インフレ調整後の実質平均時給は9月に前月比0.2%増加したが、前年同月比では0.8%減少した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Consumer Prices Outpace Forecast as Inflation Dogs Economy(抜粋)

(統計の詳細とエコノミストのコメントを追加し、更新します)
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