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AI活用の株ファンドが日本株に倍賭け-ポートフォリオの3分の1強

  • AIが運用するETF「AIIQ」の日本株のウエートは36%
  • TOPIXは政権交代でここ数カ月に乱高下

人工知能(AI)を活用して米国外の株式に投資する上場投資信託(ETF)が日本株への投資を増やし、現在はポートフォリオの3分の1余りを日本株が占めている。

  AIパワード・インターナショナル・エクイティーETF(AIIQ)は今週、日本株のウエートを36%に引き上げた。ブルームバーグの集計データで示されたもので、年初は9%だった。MSCIワールド指数(米国除く)での日本株のウエートは22%だ。

  AIIQは今年これまでに約6%上昇とMSCIの指数の約7%と良い勝負になっている。昨年はAIIXがMSCI指数を約9ポイント上回った。

  日本株はここ数カ月、政権交代や世界的な利回り上昇、円安を背景に乱高下している。TOPIXは政策期待で8月末以降に一時8%上昇したが、岸田文雄新首相の「新しい資本主義」への疑問から10月初めまでにその上げの全てを失った。

  それでも、他の国・地域に比べ日本株は割安と見なされている。 輸出企業は世界的なリフレ取引の恩恵を受けられる。

Japan Fan

AI-powered stock fund betting heavily on Japanese shares

Source: Bloomberg

Note: Data as of Oct. 12

  AIIQは日本に次いでオーストラリア株を選好しておりウエートは10%。一方、欧州株は大幅なアンダーウエートとしている。セクター別ではテクノロジー、ヘルスケア、金融株を有望視している。

  AIIQの「運用者」はIBMのスーパーコンピューター、ワトソン上で1日24時間年中無休で稼働するAIだ。EquBot(エクボット)社が開発したクオンツモデルは何百万もの規制当局への届け出、ニュース記事、経営陣のプロフィル、センチメントの指標、財務モデル、バリュエーション、市場データを取得解析し先進国・地域の銘柄を選択する。

  2018年6月の運用開始以来のトータルリターンは約38%と米国を除くMSCIワールド指数の26%を上回る。

原題:
AI-Powered Stock Fund Doubles Down on Japan’s Whipsawing Shares(抜粋)

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