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ルービニ氏、米金融当局は「ひるむ」公算-成長減速なら利上げ先送り

  • 来年もスタグフレーション続く、コアPCE価格は3%超の上昇率に
  • 中央銀行にとって「ジレンマ」、成長減速なら結局ハト派に

2008年金融危機の発端となった住宅ローン市場の崩壊を予見したことで知られる著名エコノミスト、ヌリエル・ルービニ氏は、経済成長が減速し、18年10ー12月(第4四半期)のように相場が急落した場合、米金融当局は引き締めが困難だと感じる可能性があると指摘した。

  ルービニ・マクロ・アソシエーツの会長兼最高経営責任者(CEO)であるルービニ氏は12日、訪問先ドバイでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「金融当局はひるむだろう」と述べ、「テーパリングの完了もしくは利上げを先延ばしするだろう」との見方を示した。

  スタグフレーションについては「数四半期にわたって」続くと予測。個人消費支出(PCE)コア価格指数の上昇率は来年3%を超える水準で推移するとの見通しを示した。

  石油や石炭、天然ガスのコスト高を背景にインフレ高進が長期化する懸念が高まり、物価上昇圧力は強まっている。サプライチェーン問題や人手不足が総合およびコアインフレ率の大幅な上昇につながるとともに、経済成長に打撃を与えていると、ルービニ氏は指摘する。

  同氏は「中央銀行にとって非常に厳しいジレンマになる」とし、経済成長が減速すれば米金融当局は「結局、ハト派的になるだろう」と述べた。

 

原題:Roubini Says Fed May ‘Wimp Out’ on Hikes Despite Inflation (1)

(抜粋)

 

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