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アップルが上訴へ、対エピック訴訟-アプリ市場ルール変更の延期要請

  • アップル、アップストア導入以来最大の変更の先送り目指す
  • 9月の地裁判決、アップルに外部決済リンク埋め込み容認を命令

アップルは8日、アプリ市場運営を巡る米エピックゲームズとの反トラスト法(独占禁止法)訴訟で連邦地裁判事が下した判決を不服として上訴する方針を通知した。「アップストア」で2008年の導入以来最大級の変更の先送りを目指す構えだ。変更すれば年間数十億ドルの打撃を被る恐れがある。

  連邦地裁判事は先月アップルに対し、ウェブ上の他の課金システムにゲーム開発者が顧客を誘導するのを認めるよう命じていた。アップルは12月9日を期限とするアップストアのルール見直しについて上訴中は執行停止とするよう判事に要請。判事がそれを認めない場合は、第9巡回区控訴裁判所に上訴する方針を示した。

  9月10日の地裁判決は、アップストアでの取引についてアプリ開発者から手数料を徴収するアップルのビジネスモデルをほぼ正当化したが、ユーザーとアプリメーカーとの直接のやりとりや、外部決済のためのリンクの埋め込みを認めるよう同社に命じていた。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)によると、現行で最大30%に上る手数料を引き下げるようアップルに求める圧力によって最悪のシナリオでは20億-40億ドル(約2250億-4500億円)の減収要因になる可能性があるという。

  一方、上訴中はルール見直しの執行停止が認められれば、アップルは少なくとも1年間は現状のビジネスをそのまま続けることが可能になると考えられる。

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原題:
Apple Seeks to Delay Ruling Loosening Its Grip on App Store (3)(抜粋)

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