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米国株が続伸、債務上限やエネルギー逼迫への懸念後退

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7日の米株式相場は3日続伸。米債務上限を巡る協議が進展したほか、欧州でのエネルギー需給逼迫(ひっぱく)に対する懸念が後退したことが背景にある。

  • 米国株は3日続伸、中国監督強化懸念が上値限定
  • 米国債下落、10年債利回りは6月以来の高水準
  • 逃避先通貨が下落、豪ドル高い-リスク選好の流れ
  • NY原油は反発、米エネルギー省が備蓄放出計画を否定
  • NY金は小反落、米経済指標の改善で国債利回り上昇

  この日は素材や一般消費材関連銘柄が相場の上げを主導した。S&P500種株価指数は一時1.5%高となったが、中国政府によるテクノロジー大手企業監視強化に関する見解が示されたことが嫌気され、上昇率がほぼ半減した。 

  S&P500種は前日比0.8%高の4399.76。ダウ工業株30種平均は337.95ドル(1%)高の34754.94ドル。ナスダック総合指数は1.1%上昇。

  米国債は下落。ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.57%と、6月以来の高水準。原油高で株式相場が押し上げられたことや、債務上限が短期的に引き上げられる見通しが重しとなった。

債務上限引き上げで7日夜採決-シューマー米民主党上院院内総務

  欧州のエネルギー危機を巡っては、世界のエネルギー市場安定化を支援する用意があるとロシアが表明したことを受け、米欧市場で天然ガス価格が急反落した。

  JOハンブロ・キャピタル・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、ジョルジョ・カプト氏は「市場で懸念されていた主要リスク要因の幾つかが、ここ24時間で後退した」と指摘した。

  外国為替市場では逃避先通貨が下落。リスク敏感通貨は買われ、中でもオーストラリア・ドルの上昇が目立った。米債務上限を巡る問題に事態打開の兆候が示されたほか、欧州エネルギー危機に対する懸念が和らいだ。8日には米雇用統計が発表される。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、前日比でほぼ変わらず。ドルは対円では0.2%高の1ドル=111円64銭。ユーロは対ドルで0.1%未満安い1ユーロ=1.1554ドル。

Aussie leads G-10 peers as risk appetite improves
 
 

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米エネルギー省はガソリン価格上昇への対応として、石油備蓄を活用することは「現時点」では計画していないと明らかにした。前日の取引では英紙フィナンシャル・タイムズが米戦略石油備蓄(SPR)放出の可能性を報じた後、原油相場は大きく下げていた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は、前日比87セント(1.1%)高の1バレル=78.30ドル。一時は3.2%下げる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント12月限は87セント高い81.95ドル。

  ニューヨーク金相場は小反落。新規失業保険申請件数が労働市場の改善継続を示唆し、米金融当局が近く緩和縮小を決定するとの見方を補強した。統計発表を受けて米国債利回りが上昇し、金利の付かない金への需要が減退した。8日には9月の米雇用統計が発表され、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の時期とペースに関する新たな手掛かりが得られると期待されている。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比2.60ドル(0.15%)安の1オンス=1759.20ドルで終えた。

原題:U.S. Stocks Advance as Debt, Energy Worries Ease: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Grind Lower in Late Day as 10-Year Yields Test 1.60%(抜粋)

Havens Slip While Aussie Climbs in Risk-on Trading: Inside G-10(抜粋)

Oil Rallies After U.S. Signals No Plans to Tap Crude Reserves(抜粋)

Gold Slips as U.S. Jobless Claims Beat Lifts Treasury Yields(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)
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