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米債務上限、12月までの引き上げで合意-7日夜に上院採決

更新日時
  • 債務の法定上限を4800億ドル引き上げる内容-上院関係者
  • 暫定予算が失効する12月3日までの支払い義務、遂行可能に

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米民主党のシューマー上院院内総務は、連邦政府のデフォルト(債務不履行)を回避するため債務上限を引き上げる短期間の措置について、米東部時間7日午後7時半(日本時間8日午前8時半)ごろに採決することを決めた。今から2カ月足らず先にこの問題を巡る攻防が繰り返されることになる。

  上院関係者によると、シューマー氏と共和党のマコネル上院院内総務は連邦債務の法定上限を4800億ドル(約53兆5800億円)引き上げることで合意。この額であれば、財務省は12月3日まで支払い義務を遂行できる。現行の暫定予算措置は同日に失効する。

  シューマー氏は、プロセスの迅速化で共和党と合意したのを受け、手続き上の採決とその後の最終的な採決を設定した。ただ、マコネル氏は債務上限引き上げ法案を通過させるために十分な共和党票を確保する取り組みをまだ続けている。

  ジャンピエール米大統領副報道官は、バイデン大統領が「議会通過後に債務上限引き上げ法案に署名することを心待ちにしている」とコメントした。

  7日午前の合意のニュースを受け、米株式相場の上げは一時加速した。財政政策の引き締めが経済に大きな悪影響を与える懸念が取りあえず後退したため、S&P500種株価指数は3日続伸した。

  債務上限引き上げの法案を本会議採決に進めるためのクローチャー動議の可決には60票が必要。マコネル氏は他の共和党議員少なくとも9人に賛成に回るよう働き掛けを続けている。マコネル氏がそれに成功すれば、民主党は同党会派の議員50人に上院議長を兼任するハリス副大統領の票を加えることで法案を可決できる。

Senate Poised To Pull Nation Back From Default Brink For Now
シューマー民主党上院院内総務(10月7日、連邦議会議事堂内)
 

  債務上限の問題を巡っては、過去数週間にわたり民主、共和両党の間で瀬戸際の綱引きが繰り広げられてきた。イエレン財務長官は、議会が行動を起こさなかった場合、今月18日前後に債務が上限に達すると警告している。

  マコネル氏が6日、債務上限を短期的に引き上げる妥協案を提示し、指導部が7日にかけて詳細を詰めていた。マコネル氏は7日に上院本会議場で、共和党としてはなお、民主党が12月に単独で財政調整措置を通じた債務上限の引き上げを行わざるを得ないようにしたいとの考えを示した。

  シューマー氏は債務上限引き上げは超党派で責任を負うべきものだとして、マコネル氏の考えをはねつけていた。

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原題:Schumer Sets Vote on Extending U.S. Debt Limit Into December;

Schumer Sets Up Votes on Debt-Limit Deal for Thursday Evening;

Biden Will Sign Short-Term Debt-Limit Deal, White House Says(抜粋)

(4段落目に大統領副報道官のコメントを追加して更新します)
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