ドイツ銀のDWS、グリーンウオッシュ疑惑をあらためて調査-関係者
Steven Arons、Nicholas Comfort-
法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルを起用
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DWSは数値水増しとの元幹部の主張を一貫して否定
ドイツ銀行の資産運用部門DWSグループは、内部告発者が指摘した「グリーンウオッシュ」疑惑について新たな調査を始める。
DWSはサステナブル投資基準に適合する資産の規模を誇張していたとの元幹部の主張を一貫して否定しているが、この疑惑をあらためて調べるため法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルを起用した。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。
米証券取引委員会(SEC)と米司法省、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)はDWSの元サステナビリティー幹部、デジレー・フィクスラー氏が申し立てた内容を巡りDWSを調査している。
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関係者の1人によると、DWSはSECへの対応でサリバンを代理人に指名。調査範囲はフィクスラー氏が指摘した問題にとどまらないという。
DWSは環境・社会・ガバナンス(ESG)関連の数値を盛り込んだ年次報告書を公表する直前、フィクスラー氏を解雇。数値が水増しされているというのが同氏の主張だ。
DWSは当初、調査のためPwCを起用し、DWSはグリーンウオッシュに関与していないとの調査結果を得ていた。DWSの広報担当者はコメントを控えた。
原題:Deutsche Bank’s DWS Orders Fresh Probe Into Greenwash Claims (2)(抜粋)
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