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エネオス、NIPPOのTOB価格増額は検討せず-上乗せ合理的

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国内石油元売り最大手のエネオスホールディングス(HD)は6日、子会社で道路舗装大手NIPPOに対して計画している株式公開買い付け(TOB)の価格を引き上げることは検討しておらず、計画通り取引を進める考えを示した。

  エネオスHDはブルームバーグの取材に対し、1株当たり4000円のTOB価格は「市場価格に合理的なプレミアム」を上乗せして設定したと考えていると電子メールで回答。NIPPO側も少数株主の利益に配慮した価格と条件であるとして応募を推奨しており、TOB価格の引き上げは検討していないと答えた。

  NIPPOのTOBを巡っては、マネックスグループの投資助言会社や英資産運用会社シルチェスター・インターナショナル・インベスターズがTOB価格が低すぎるなどとして少数株主保護の観点から懸念の声を上げていた。また、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントも5日、NIPPO株には1株当たり5600円以上の価値があるとの見解を表明した。

オアシス:NIPPOが1株当たり5600円以上の価値があると確信 (1)

  エネオスHDは株主からの指摘や提案など個別案件に関するコメントは控えるとした。その上で、「公表済みの内容に基づきプロセスを進めていく」と述べた。

  価格引き上げを検討しないとのエネオスHDの意向が報じられると、前日比プラス圏で推移していたNIPPOの株価はマイナス圏に沈んだ。

(情報を追加して記事を更新します)
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