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日本株は8日続落、資源高騰で収益悪化を懸念-自動車や空運が安い

更新日時

東京株式相場は8営業日続落。原油など資源価格が高騰する中で、製造業の収益が圧迫されるとの見方が広がった。中国経済の停滞懸念も加わり、自動車や電機株に売りが出た。燃料高が収益の重しになる空運や陸運株も値を下げた。米長期金利が日本時間午後の時間外取引で水準を切り上げると、半導体関連など成長株にも売りが広がった。

  • TOPIXの終値は前日比5.84ポイント(0.3%)安の1941.91
  • 日経平均株価は293円25銭(1.1%)安の2万7528円87銭
    • 8日続落、連続して下げた営業日数は2009年7月以来の長さ
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

  • 企業業績において向かい風となる資源価格上昇に伴う原材料高やサプライチェーンの混乱、人件費増といったコスト拡大が見込まれ始めた。収益改善レベルが当初の想定よりも低くなるため、株価はマイナス面を織り込み始めている
  • 中国恒大集団の債務問題について、中国当局への不信から無秩序な破綻(デフォルト)もテールリスクとして株価に織り込んでいる面もある。
  • ただ内需も正常化に向かっており、今の日本株は売られすぎだ。企業の上期決算では業績計画の上方修正も期待できるため、日経平均でみれば3万1000円から3万2000円くらいまでは回復する余地があるとみている

楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジスト

  • 日経平均先物に、中国経済が停滞するリスクや米債務上限問題などを意識したリスク回避目的の売りが出ている。インフレが止まらない不安、テーパリング(資産購入縮小)を背景に米長期金利が上がっていることも警戒感を高めている
  • 円安であっても自動車が売られているのは、採算改善がプラスに働く効果よりも販売面でのネガティブ要因が大き過ぎるからだ。中国恒大集団の債務問題に絡む中国経済停滞リスクと半導体不足による減産による供給懸念がある

東証33業種

上昇率上位鉱業、石油・石炭製品、銀行、電気・ガス
下落率上位空運、海運、輸送用機器、陸運、医薬品

背景

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