米ISM非製造業景況指数、9月は予想外に上昇-業況が改善
Reade Pickert
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米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は、予想を上回るペースの活動拡大を示した。業況や新規受注の指数上昇が支えた。
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新型コロナウイルスのデルタ変異株の脅威はなくなっていないものの、感染拡大のペースは衰え、外食や旅行といったサービスへの支出に対する安心感を強めたことを示唆した。

ISM非製造業総合景況指数(上)と新規受注指数の推移
その一方、困難な人員確保やロジスティクス関連の問題は継続しており、在庫不足の状態は続いた。在庫水準の指数はここ1年余りで最低となり、受注残の指数は上昇した。
ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は、9月の指数上昇で「サービス部門の力強い拡大期が継続した」ものの、「労働資源やロジスティクス、資材を巡る課題はなおあり、供給の継続性に影響している」と指摘した。
9月は18の業種のうち、小売りや娯楽をはじめとする17の業種で活動が拡大した。
雇用の指数は拡大圏にとどまったが、拡大ペースがやや衰えたことを示した。新規受注の指数は63.5で前月からほぼ変わらず。仕入れ価格の指数は上昇した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Services Gauge Edges Up as Business Activity Strengthens(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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