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ジョンソン首相、サプライチェーン危機懸念せず-英経済の「転換点」

  • 賃金上昇や投資拡大が英国に恩恵をもたらす、前向きな姿勢崩さず
  • 燃料や食料品の不足は英国だけの問題でない、ジョンソン首相が主張

ジョンソン英首相は5日、国内各地で燃料不足を引き起こしているサプライチェーン問題について懸念していないとし、これが英国経済にとっての「転換点」になるとの見方を示した。

  ジョンソン首相は同日朝に行われた複数のインタビューで、賃金上昇や投資拡大が英国に恩恵をもたらすとし、前向きなメッセージを執拗なまでに強調。一方で、燃料輸送トラックの運転手不足を外国人で補おうとする計画はビザ発給件数が見込みの半分にも達していないことを明らかにし、食肉処理場の人手不足のために12万頭余りのブタが処分される見通しについては不安を退けた。

  BBCテレビとのインタビューで、「英国で働かせたい外国人運転手のリストを提出するよう運送業界に話した。ビザの問題は解決する、5000人分でも出すと伝えたが、業界から出てきたのは127人分だけだった」と説明した。英政府は外国人運転手300人に緊急ビザの発給を計画している。

U.K. Conservative Party Annual Conference
ジョンソン首相
Photographer: Hollie Adams/Bloomberg

  またBBCラジオとのインタビューでは、燃料や食品不足、生活費の上昇に関する質問に長々と回りくどい話を続ける首相に対し、質問者が「総理、話をやめなさい。インタビューは質問があって応答がある。一方的にまくし立てる場ではない」と諭す場面もあった。

  首相はマンチェスターで開かれている保守党大会の会場に設けられた報道機関のブースを回り、燃料や食料品の不足は英国だけの問題ではなく、世界が新型コロナウイルス禍から回復する中で各国で見られる問題だと主張した。

  LBCラジオとのインタビューでジョンソン氏は、「英国経済が息を吹き返し、再び動き始めているのが今の状況だ。長い間、こうした活動をしてこなかったため、あちこちに少しきしみが出るのは当然だ」と述べた。

 

原題:Boris Johnson Told to ‘Stop Talking’ in Tense Interview With BBC

Johnson Dismisses Supply Crisis as Turning Point for Britain(抜粋)

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