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【米国市況】株が反発、経済再開トレード盛り返す-ドルは下落

1日の米株式相場は反発。インフレ圧力が懸念されたものの、経済成長が加速する見通しの方がより大きな相場動因となった。

  • 米国株は反発、経済再開トレード盛り返す-小型株高い
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.47%
  • ドルが下落、資源国通貨やポンドは上昇
  • NY原油は続伸、週間で6週連続高-OPECプラス会合に注目
  • NY金先物は小幅高、米インフレや製造業指数の上昇を消化

  米メルクの経口抗ウイルス薬で新型コロナの入院・死亡リスクが半減したとの治験中間分析を受け、経済活動の復調で大きな恩恵を受ける銘柄が買われた。S&P500種株価指数ではエネルギーや金融、資本財・サービスといった業種が好調に推移。小型株で構成するラッセル2000指数は1.7%上昇。航空やクルーズ、ホテル、テーマパーク関連銘柄も値上がりした。

  S&P500種は前日比1.2%高の4357.04。ダウ工業株30種平均は482.54ドル(1.4%)高の34326.46ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時8分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.47%。

S&P 500 gap between first and last among sector indexes is smallest in decades
 
 

  UBSグローバル・ウェルスマネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は、「世界成長の勝ち組企業を買うよう、投資家には引き続き勧めている」と話した。「このところの相場への逆風が後退し、強い経済成長と企業決算が戻る見通しが再び注目される中、市場心理は明るさを取り戻すだろう」と述べた。

   米経済指標では、9月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が市場予想に反して上昇し、4カ月ぶり高水準となった。9月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は、速報値から小幅に上方修正されたが、新型コロナウイルス流行が始まって以来の低水準近辺にとどまった。8月の個人消費支出(PCE)総合価格指数は、前年同月比で1991年以来の大きな伸びとなった。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し下落。10-12月(第4四半期)入りに伴うポートフォリオ調整や、株式相場の反発が背景となった。ドルに対しては資源国通貨とポンドの値上がりが大きかった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、0.3%低下。利益確定の売りや企業によるヘッジなどが影響した。ドルは対円で0.2%安の1ドル=111円04銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.1597ドル。6営業日ぶりに上昇したが、ドルに対する上昇は大半の主要通貨より小幅だった。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。株式相場の上昇と足並みをそろえる格好となった。市場の関心は4日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合に移っている。同会合では減産縮小が決定する可能性がある。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は、前日比85セント(1.1%)高の1バレル=75.88ドルで終了。週間ベースでは2.6%値上がりし、7月初旬以来で最長の6週連続上昇。ロンドンICEの北海ブレント12月限は、97セント高い79.28ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。予想を上回るインフレ率や堅調な米製造業活動を消化する動きとなった。  

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比0.1%高の1オンス=1758.40ドルで終了した。

原題:Reopening Trade Roars Back, Fueling Stock Rally: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Drops on Rebalancing, Rebound in Risk Mood: Inside G-10(抜粋)

Oil Climbs for Sixth Week With OPEC+ Supply Meeting in Focus(抜粋)

Gold Wavers as Traders Digest U.S. Inflation Jump, Factory Gains(抜粋)

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