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北朝鮮、極超音速ミサイル試射に成功-戦略的に重要な武器確保と宣言

  • 米ミサイル防衛システムをかいくぐれる技術で前進か
  • 極超音速ミサイル開発は初期段階、配備には相当な時間-韓国軍分析

北朝鮮は「極超音速ミサイル」の発射実験に成功したと、国営朝鮮中央通信(KCNA)が29日に伝えた。米ミサイル防衛システムを回避できる高速グライダーへの核弾頭搭載に近づいたことを示唆している。

  新たに開発したミサイルは28日に試射され、戦略上極めて重要な武器が加わったとした。国営メディアに掲載された写真を分析した専門家らは、2017年に最初に発射された大陸間弾道ミサイル(ICBM)に翼のあるグライダーを付けたような修正バージョンに見えると指摘した。

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  韓国軍によると、今回のミサイルは28日午前6時40分(日本時間同じ)ごろに北部の慈江道から発射され、東側の海に落下。飛行距離は200キロメートルと比較的に短かった。このため、極超音速ミサイルだとする主張を武器専門家が検証するのは難しい。北朝鮮当局が「戦略的」価値があるとする武器は通常、核弾頭の搭載を意図するものだ。

  弾道ミサイルは通常「極超音速」だが、北朝鮮の場合はミサイル防衛システムをかいくぐって核弾頭を運べる高速グライダーの使用を意味している。朝鮮労働党の金正恩総書記は今年、こうした技術の開発を目標に掲げ、米国本土および日本と韓国を射程に収める核兵器を強化する計画を示していた。

  KCNAは29日、国防科学者が今回の試射で「ミサイルの飛行操縦性と安全性を確認した」と指摘。朝鮮労働党の朴正天(パク・ジョンチョン)党書記らが試射を視察した。

  一方、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が極超音速ミサイル開発の初期段階にあると分析。配備には相当な時間がかかるだろうと29日のテキストメッセージで指摘した。米韓には北朝鮮ミサイルを探知し迎撃する能力があるとした。

米国が北朝鮮に接触、直接対話開始を視野-聯合ニュース

The Firing Line

Ballistic missile tests under Kim Jong Un

Sources: South Korea Ministry of Defense and Center for Nonproliferation Studies

原題:North Korea Says New Missile Has Hard-to-Stop Hypersonic Glider;

N.Korea at Early Stage of Developing Hypersonic Missile: S.Korea(抜粋)

 

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