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メリル元CEOのコマンスキー氏死去、82歳-メリル日本証券設立

  • メリルリンチ日本証券は旧山一証券の社員や営業基盤を引き継いだ
  • メリルの身売りは「胸が張り裂ける思いだった」と後に振り返った

大学中退後に株式ブローカーとしてメリルリンチに入社し、1990年代の強気相場の下で、会長兼最高経営責任者(CEO)としてグローバル業務拡大を主導したデービッド・コマンスキー氏が、27日に死去した。82歳だった。

  父親の死去を公表した娘のジェンさんは「素晴らしい夫であり父であり友人だった。誰からも愛された」とコメントした。

  1996年12月から2002年12月までメリルのCEOを務めたコマンスキー氏は、97年に経営破綻した山一証券の営業基盤を引き継ぎメリルリンチ日本証券(現BofA証券)を発足させるなど、カナダとオーストラリアを含む米国外のリテール証券ネットワークを拡充。収入に占める国外の比重がウォール街で最も高くなった。

  しかし株価が2000年以降下げに転じると、従業員数を一時7万2000人まで増やした拡大路線が批判を浴び、後任になるスタンリー・オニール氏が2万5000人の削減を断行した。

  世界的金融危機が発生した08年9月にメリルはバンク・オブ・アメリカ(BofA)に救済買収された。10年のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、コマンスキー氏は「胸が張り裂ける思いだった」と振り返り、グラス・スティーガル法の下での商業銀行・証券業務のファイアウオール(分離)撤廃を支持したことに後悔の念を示した。

David Komansky
デービッド・コマンスキー氏(2002年)
 

原題:
David Komansky, CEO Who Led Merrill’s Global Growth, Dies at 82(抜粋)

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