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エアコン止めて窓開けろ-電力不足の中国、自動車会社が省エネ徹底

  • 新エネルギー車製造の広汽埃安、電力消費抑制を従業員に呼び掛け
  • 太陽光発電で電力供給を確保、生産時間は影響受けず

中国・広東省最大の国有自動車メーカーに勤務する労働者は、電気を消して窓を開け、エアコンの使用を控えるよう求められている。中国では今、深刻な電力不足に直面している。

  広州汽車集団の新エネルギー車(NEV)製造部門である広汽埃安(GAC AION)は、未使用時のコンピューター画面やプリンター、その他機器の電源を切り、生産に直接関係のない電力消費を減らすよう従業員に呼び掛けている。エアコンを使用する場合は、セ氏28度以上に設定することが励行されているという。

Solar and Wind Farms in Qinghai Province as China Expands Clean Energy Access
中国の太陽光発電
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  一方で、広汽埃安は太陽光発電システムを最大限に活用して電力供給を確保しており、現在のところ生産時間は電力供給制限の影響を受けていないと、同社は説明した。

  中国の全国的な電力不足は、商品相場を揺るがしている欧州などでのエネルギー供給の逼迫(ひっぱく)と似ている。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が解除され、景気回復が需要を押し上げたが、資源企業や採掘企業の投資縮小は生産を抑えた。

  中国の電力危機は、同国独自の環境対策にもその要因がある。中国は経済の脱炭素化に加えて、過去数十年間にわたって経済成長を支えてきた安価なエネルギー源である石炭火力の使用を抑制しようとしている。

  広汽埃安は「人々の生活と生産を守るため、省エネの重要性を完全に理解し、省エネの概念を意識的に築く必要がある」と表明した。

中国が電力危機に直面、特有の事情と経済への影響-QuickTake

原題:Turn Off Lights, AC, China Carmaker Urges Staff in Power Crunch(抜粋)

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