コンテンツにスキップする

AI社会実装のエクサウィザーズが上場準備、孫正義氏も認める経営者

  • 石山社長はソフトバンクアカデミアで最高得点を獲得
  • ゴールドマンからテック・メディア専門のバンカーを採用

医療や介護など社会問題を解決するため、人工知能(AI)を活用したサービスを提供するエクサウィザーズ(東京・港区)が新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。

  エクサウィザーズの石山洸社長はブルームバーグのインタビューで、上場のタイミングについて「可及的に速やかに」と述べた。具体的な時期に関しては言及を避けた。

ExaWizards President Ko Ishiyama
エクサウィザーズ・石山洸社長
Source:ExaWizards

  同社は2016年に設立された。超高齢社会など課題に対応するため、医療や介護、働き方、ロボット、金融、物流などの分野でAIを用いたソリューションを提供している。石山氏は、ソフトバンクグループの孫正義社長が後継者と事業家育成のために開校したソフトバンクアカデミアでプレゼンテーションし、18年12月に最高評価を受けた。

  エクサウィザーズでは4月、米ゴールドマン・サックス・グループでテクノロジー・メディアセクターのバンカーだった河井浩一氏を採用した。石山社長によると、同氏は社長直属でIPOを含めた財務戦略、資本政策、合併・買収(M&A)など企業価値を向上させる業務を担当している。

  同社の法人顧客はソフトバンク第一三共ツムラヤマト運輸など。ソフトバンクには、新卒採用の選考で動画面接を公平に評価するために共同開発したAIシステムを供給。ヤマトでは、7000の倉庫拠点で貨物需要の予測を行っている。

  石山社長は、上場の意義について「社会的な信頼を得て、アライアンスが組みやすくなる」と説明。また、現在さまざまな機関投資家と意見交換しており、上場時の想定時価総額については言及を避けたが、中長期的には1兆円規模を目指していると語った。

  エクサウィザーズの株主にはINCJ、アフラック三菱UFJフィナンシャル・グループなどの社名が並ぶ。また、住友生命保険は8月、同社と資本業務提携を締結したと発表した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE