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ダラス連銀総裁が辞任表明、ボストン連銀総裁に続き-タカ派の2人

更新日時
  • 22年利上げを見込んだFOMC参加者9人のうち2人欠ける-グハ氏
  • 利益相反疑いなどに批判-職務執行の妨げとなる恐れとカプラン総裁

2人の米地区連銀総裁が相次いで辞任を発表した。連邦準備制度が新型コロナウイルス禍への対応に追われていた昨年、両総裁が株式取引を行っていたことが発覚していた。こうした事態は100年を超える連邦準備制度の歴史で前例がない。また、いわゆるタカ派2人の辞任で米金融政策の決定に影響を与える可能性もある。

  ダラス連銀のカプラン総裁は27日、10月8日付で辞任すると発表した。これに先立ち、ボストン連銀のローゼングレン総裁もこの日、健康問題を理由に今週辞任すると表明。2020年6月から腎臓移植の条件を満たしていたことを明らかにした。

Federal Reserve Bank Of Dallas President Robert Kaplan Interview
ダラス連銀のカプラン総裁(2018年1月)
Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

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  カプラン総裁はダラス連銀から電子メールで送付された声明で、「残念ながら、最近の私の財務開示の問題に関心が集中し連邦準備制度の重要な職務執行の妨げとなる恐れがある。このため引退を決めた」と説明した。

  エバコアISIの中央銀行戦略責任者、クリシュナ・グハ氏は両総裁の辞任について、「2022年の利上げを予想したタカ派の米金融当局者9人から2人が欠けることになる」と、顧客向けリポートで指摘した。

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  カプラン、ローゼングレン両総裁を巡っては、米金融当局がコロナ禍で市場を積極的に支えていたこの1年間、さまざまな金融商品に投資し保有していたことが今月の財務開示で明らかになっていた。これを受け、利益相反の可能性が指摘されるなど批判が広がっていた。

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原題:Kaplan Steps Down as Dallas Fed Chief, Hours After Rosengren (2) (抜粋)

(辞任の意味合いについて加筆、更新します)
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