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不振の「60/40」戦略、9月はさらに厳しい成績-改善の兆しも見えず

  • 株式6割・債券4割のポートフォリオ、昨年10月以降で最低の成績
  • 29日は米国債利回り上昇、株式もさえず-金利上昇が視界に

株式6割、債券4割で構成する伝統的投資ポートフォリオ戦略の9月の成績は、今のところ過去1年近くで最悪となっている。改善の兆しも見えていない。

  ブルームバーグの算出によると、この「60/40」戦略は24日時点で月初から約97bpベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下落した。この下落は昨年10月以降で最大。27日も米国債利回りは上昇、株式はまちまち。S&P500種株価指数は9月に約1.5%下げている。

  指標の米10年債利回りは27日に一時1.5%を突破。米金融当局が11月に資産購入ペースを縮小し始め、来年にも利上げを実施する可能性を先週示唆して以降、上昇の勢いを継続している。英イングランド銀行(中央銀行)がタカ派色を強めていることも後押しし、ブルームバーグのグローバル・ソブリン債指数、総合債券指数はいずれも月初来で約1%下落している。

  シーポート・グローバル・ホールディングスの国債トレーディング・戦略担当マネジングディレクター、トム・ディガロマ氏は「先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合以降に米10年債利回りは20bp上昇した。これが投資適格級のクレジットポートフォリオにスプレッド拡大圧力を加えるはずだ」と指摘。「60/40ポートフォリオにも悪影響を及ぼし、短期的に株式相場を下押しする要因になる恐れがある」と語った。

  ディガロマ氏は年末時点の米10年債利回りを2-2.25%と予想。現在の1.48%から大きく上昇するとみている。
 

Breakout in yields risk more trouble for stocks and bonds
 
ブルームバーグ

 

 

原題:
Battered 60/40 Strategy Followers Face More Pain as Yields Rise(抜粋)

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