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ドイツ連立工作始まる、SPDショルツ氏が緑の党とFDPに働き掛け

  • 選挙で第二党となった政党に組閣の負託ないとCSUゼーダー氏
  • CDUのラシェット氏は組閣を断念する考えないと言明

連邦議会(下院)選挙が大混戦となったドイツでは、連立政権樹立に向けた多数派工作が始まった。僅差で得票率トップとなった中道左派の社会民主党(SPD)を率いるショルツ財務相は、可及的速やかに連立を成立させるようパートナー候補の政党に訴えた。

  ショルツ氏は27日にベルリンの党本部で、緑の党と自由民主党(FDP)に3党での連立を呼び掛けた。

  メルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)では、首相候補であるラシェットCDU党首が意欲を見せる同陣営主導の連立を断念すべきだとの声が内部から噴出した。CSUのゼーダー党首は記者会見で、「選挙で第二党となった政党が組閣を主張することはできない」と述べた。

  それでも、ラシェット氏は首相となる野望を捨てず、CDU・CSU主導の政権が誕生する可能性はなおあると記者会見で言明した。選挙で同党の得票率が過去最悪となった責任の一端が自身にあることは認めた。

  ショルツ氏が連立合意にこぎ着けるには数カ月を要する可能性があるが、新政権の骨格は見えてきた。過半数を形成するには3党の連立が必要であることから、企業寄りのFDPが求めるであろう厳格な財政規律という枠組みの中で、緑の党の政策の柱である再生可能エネルギーへの移行の実現をショルツ氏は模索することになるだろう。

 

 

 

社会民主党のオラフ・ショルツ氏
出典:ブルームバーグ

原題:Scholz Begins German Coalition Push as Laschet’s Hopes Fade (1)(抜粋)

 

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