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中国経済、9月は安定維持も鈍化の兆し-コロナ対策と不動産規制響く

  • 8つの先行指標を総合したブルームバーグ指数、5カ月連続で横ばい
  • 住宅と自動車販売がさらに減速、韓国輸出も鈍化の兆し-需要低迷

中国経済のモメンタムは9月も安定を維持したものの、厳しい新型コロナウイルス対策と不動産市場への規制強化で国内支出は鈍化しつつある。

  8つの先行指標を総合したブルームバーグの指数がこうした状況を示した。同指数は9月、5カ月連続で横ばいとなった。

Stable Momentum

China's economic recovery continued in September

Source: Bloomberg Economics

  中国経済は8月にデルタ変異株の感染拡大や不動産市場の落ち込みで打撃を受けたが、そうした状況は9月いっぱい続く公算が大きい。中国政府は7月後半からコロナ封じ込めに向けた厳しい移動制限を導入し、8月の小売売上高の伸び悩みにつながった。当局はまた、金融リスクを抑制するため不動産規制を強化している。

中国経済、8月は回復横ばい-規制締め付けや内需不振でリスク山積

Soft Demand

Home and car sales weakened further

Source: Bloomberg Economics

  中国の1級都市の住宅販売は9月に一段と減速し、規制強化と中国恒大集団を巡る危機深刻化が買い手のセンチメントを損ねていることが示唆された。半導体不足などの制約による生産への打撃が続いたことが一因となり、自動車販売もさらに冷え込んだ。

  8月は予想に反して底堅さを維持していた世界の需要も、今月は鈍化の兆しを見せている。世界貿易のバロメーターである韓国の輸出は今月1-20日に前年同期比22.9%増と、8月の41%から伸びが鈍化した。

Improving Confidence

Small businesses expect higher profitability ahead

Source: Bloomberg Ecomomics

  9月の生産者物価は上昇傾向となる公算が大きい。商品高が続き、インフレ圧力が強まる一方、電力需要の急増と温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた石炭・鉄鋼の生産縮小がコストを押し上げている。

  スタンダードチャータードが500社余りを対象に実施した調査によると、中小企業の景況感指数は9月にやや上昇。信用状況の改善が寄与した。ただ、成長モメンタムの指標は新規受注の減速を背景に、3カ月連続で鈍化している。

原題:
China’s Recovery Is Coming Under Pressure From Weak Demand(抜粋)

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