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米SEC、OTC取引規則改正の執行先送り-債券市場に3カ月の猶予

  • 発行体情報未公開の証券クオート提示禁じる規則、債券業界から抗議
  • MBSやジャンク債取引の大きな混乱招くと債券取引の業界団体

米証券取引委員会(SEC)は24日、証券取引所法「規則15c2-11」の改正について、債券市場に少なくとも3カ月の準備期間を与えるため、債券については来年1月3日までは執行しない方針を発表した。執行されれば、発行体が小規模であることが多いモーゲージ証券(MBS)やジャンク債の取引に大きな混乱を招く恐れがあると、債券取引の業界団体が主張していた。

  同改正は28日から施行される。店頭(OTC)市場で証券価格をつり上げて売り抜けようとする行為から投資家を保護することが目的で、こうした行為は小規模企業の低位株の取引でよく見られる。改正ではブローカーディーラーに対し、直近の発行体情報が公になっていない場合、その発行体の証券の価格クオートを公開することが禁じられる。

  同規則はこれまで債券トレーディングには適用されていなかったが、SECは今回の規則改正で債券を除外しなかった。

  SECのピアス委員は、3カ月の猶予期間を発表した24日付の書簡で、規則改正は債券市場ではなく株式のOTC取引を念頭に置いたものだと説明した。

原題:
SEC Punts on ‘Unreasonable’ Rule That Surprised Bond Traders(抜粋)

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