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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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【米国市況】利回り上昇、ハイテク株安い-ブレント80ドルに接近

更新日時

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27日の米金融市場では国債利回りが上昇した。米金融当局のタカ派シフトがあらためて意識された。これを背景に株式市場では景気に敏感な銘柄が買われた一方、大型ハイテク株の一角は再び売りを浴びた。

  • 米株、ナスダックとS&P500が下落-バリュー株にローテーション
  • 米国債は下落、10年債利回りが一時1.51%に上昇
  • 資源国通貨が上昇、エネルギー高で-ドルは111円台
  • 原油続伸、ブレントは18年以来の高値-エネルギー需給逼迫で
  • NY金変わらず、インフラ法案見通しと利回り上昇に挟まれ

  米10年債利回りは一時1.51%と、6月以来の水準をつけた。これを手掛かりにテクノロジー銘柄が下げ、ナスダック100指数は他の主要指数よりも低調に推移した。一方、エネルギーや金融銘柄、小型株といった景気敏感株は買われた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%安の4443.11。ナスダック総合指数は0.5%低下。一方、ダウ工業株30種平均は71.37ドル(0.2%)高の34869.37ドル。10年債利回りは午後4時56分現在、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.49%。

Ten-year rate briefly touches 1.5%
米10年債利回りの推移(9月24日終値比較)
出所:ブルームバーグ

  シンクマーケッツのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は米国債利回りの上昇について、「インフレ圧力が高まる中での金融引き締め予想を反映している」と指摘。「利回りが上昇すれば、ハイテク分野で配当利回りが低く割高感が出ているグロース株が特に圧迫される可能性がある」と分析した。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対してまちまち。米国債が値下がりし、5年債利回りが2020年2月以来の高さとなった一方で、エネルギー相場の大幅上昇を受けてオーストラリア・ドルなどの資源国通貨は上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満上昇。ドルは対円で0.3%高の1ドル=111円01銭。期間6年の下降トレンドラインを試した。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.1698ドル。ドイツで新政権樹立に数カ月を要する可能性が嫌気された。

  ニューヨーク原油先物相場は5営業日続伸。ロンドンICEの北海ブレントはほぼ3年ぶりの高値で引けた。世界的なエネルギー需給逼迫(ひっぱく)の影響が意識された。

  ブレント11月限は前週末比1.44ドル高の1バレル=79.53ドルと、終値ベースで18年以来の高値。心理的節目の80ドルに迫った。みずほセキュリティーズの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、一部の投機筋が利益確定に動いたため80ドルは突破しなかったと説明した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は、1.47ドル(2%)高の75.45ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は変わらず。ペロシ米下院議長がインフラ法案採決の予定を示したことが支援材料となる一方、米国債利回りの上昇が重しになった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.1%未満高い1オンス=1752ドルちょうどで終了。

原題:Bond Yield Spike Spurs Growth-Into-Value Rotation: Markets Wrap(抜粋)

Commodity Currencies Rise With Higher Energy Prices: Inside G-10(抜粋)

Brent Jumps to Highest Since 2018 on Global Energy Crunch(抜粋)

Gold Wavers as Traders Weigh Infrastructure Vote, Higher Yields(抜粋)

 

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
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