コンテンツにスキップする

ウォール街に「ソロモン・シスターズ」、女性経営の投資銀行が誕生へ

  • インディペンデンス・ポイント・アドバイザーズ、年内に事業開始も
  • 創業者のクラーク氏、BofA・JPモルガン・シティで要職歴任

ウォール街に新たな投資銀行が登場する見通しとなった。極めて意図的に「ガラスの天井」を打ち破るものだ。

  この投資銀行、インディペンデンス・ポイント・アドバイザーズは長きにわたって白人男性が中心となってきた業界で、女性とマイノリティーが所有し、運営するというまれな例となる。男性社会の代表格ともいえる旧「ソロモン・ブラザーズ」に絡めて、「ソロモン・シスターズ」と呼ぶべきだとする皮肉をこめたジョークも出たほどだ。

  インディペンデンス・ポイントを創業したのはアン・クラーク・ウルフ氏(56)。同氏は直近ではバンク・オブ・アメリカ(BofA)のコーポレート・投資銀行部門の会長だった。自身もソロモン・ブラザーズ出身で、アメリカン・バンカーズの「注目すべき最もパワフルな女性」のリストに常に挙がる存在だ。

  JPモルガン・チェースやシティグループで指導的地位に就いた経歴も持ち、JPモルガンではジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)、シティではマイケル・コルバット前CEOの下でそれぞれ働いた。

  ウルフ氏は昨年12月にBofAを退社した。育児をしながら、週100時間働くという家庭と仕事の両立や、業界トップに上り詰めることにおいて銀行業界のより多くの女性を支援したいという思いがあったと、同氏の考えを知る複数の関係者は話した。インディペンデンス・ポイントの起業を考えるようになった初春以降、ビジネスプランを練り、優秀な人材の採用を進めてきた。 

  ウルフ氏はコメントを控えた。

  他の投資銀行と同様、インディペンデンス・ポイントは資本市場の取引や合併などを取りまとめる。

  最近の動向に詳しい複数の関係者によれば、ウルフ氏は年内にも事業を開始できる可能性がある。

原題:
‘Salomon Sisters’ Is Coming to Wall Street as a Women-Owned Bank(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE