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【米国市況】株続伸、経済成長への楽観広がる-国債利回り急上昇

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23日の米株式相場は続伸。中国企業の債務問題が波及するリスクはあるものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の強気な景気見通しが好感された。

  • 米国株は続伸、S&Pは2日間の上げが7月来最大-ダウ506ドル高
  • 米国債は長期債中心に下落、10年債利回り1.43%に上昇
  • 円下落、110円台前半-リスク選好でドルも安い
  • NY原油は3日続伸、北海ブレントは3年ぶり高値
  • NY金先物が反落、米国債利回り上昇で

  S&P500種株価指数は2日間の上昇率が2.2%高となり、2日間の上げとしては7月以来最大。FOMCは前日、資産購入プログラムの縮小を近く開始する可能性が高いことを示唆した。

  S&P500種は前日比1.2%高の4448.98。ダウ工業株30種平均は506.50ドル(1.5%)高の34764.82ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。

  米国債相場は下落。長期債利回りの上昇が目立った。この日は英国債を中心に、世界的に国債利回りが上昇。イングランド銀行(英中央銀行)がインフレ急伸を抑制するため年内に利上げを実施する可能性が浮上した。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.43%。30年債利回りは13bp上昇の1.94%。

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  コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークの世界投資ストラテジスト、アヌ・ガガー氏は、「タカ派的なFOMCは意外にも株式市場に歓迎された。経済が新型コロナウイルスショックからの回復において『顕著な進展』を遂げ、強さが続いていることが確認されたと受け止められた」と指摘。「量的緩和と事実上のゼロ金利の終了には程遠いが、潮目は変わり始めているようだ。これまでのところ、市場は悪いニュースを良いニュースとして歓迎したが、金融政策の支えなしに経済が独り立ちできるという兆しに市場が反応しているというのは新鮮な変化だ」と述べた。

 

S&P 500 gains for a second day
 
 

  外国為替市場では、ドルと円が下落。株式相場の上昇が背景。ドルは主要10通貨のうち円を除く全てに対して値下がりした。一方、原油高を追い風に、産油国通貨は堅調だった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対円で0.5%高の1ドル=110円33銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1739ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。天然ガスの高騰で発電向けの石油需要が高まる中、供給減少を受けて買いが膨らんだ。米国株の上昇やドルの軟調も支援材料。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は前日比1.07ドル(1.5%)高の1バレル=73.30ドルと7月以来の高水準で終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.06ドル高の77.25ドルと、2018年10月以来、ほぼ3年ぶりの高値で終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米国債利回りの上昇を背景に金利の付かない金の売りが優勢になった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.6%安の1オンス=1749.80ドル。

原題:Stocks Rally Amid Growth Optimism; Yields Surge: Markets Wrap(抜粋)

Treasury Curve Steepens as Long-End Yields Rise More Than 12bp(抜粋)

Dollar, Yen Drop as Stocks Climb Amid Risk Appetite: Inside G-10(抜粋)

Brent Settles at Highest Since 2018 as Global Supplies Tighten(抜粋)

Gold Slumps With Treasury Yields, Equities Rising After Fed(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)
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