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中国恒大EV部門、給料を一部支払い停止-債務危機が他事業に波及

  • 一部従業員の9月2回目の給料支払い行われず
  • 納入業者は代金支払われず、現場に派遣の人員を引き揚げ

中国の不動産開発大手、中国恒大集団の電気自動車(EV)部門は、一部従業員の給料の支払いが滞っているほか、工場の設備機器納入業者への支払いが遅延している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。親会社の債務危機が不動産以外の事業にも波及していることがうかがわれる。

  中国恒大新能源汽車集団(恒大NEV)のキャッシュフロー悪化で上海と広州の工場での試験生産が足踏みしていることから、目標としていた来年の大量生産開始は遅れる見込みだと同関係者が述べた。公に話す権限がないとして匿名を条件に語った。

  恒大NEVの従業員の大半は毎月の初めと20日に給料支払いを受けるが、関係者によれば一部の中間管理職には9月の2回目の支払いが行われなかった。また、何社かの納入業者は代金が支払われなかったことを受けて、恒大NEVの上海と広州工場に派遣している社員を7月から引き揚げ始めたという。

  関係者によると、納入先の現場で生産設備の調整や問題解決を担うこうした人員がいなくなったため恒大NEV社員が代わってこれを行っているが、設備や機器にそこまで精通していないため1日にわずかな台数しか試験生産ができないという。

  恒大NEVの担当者にコメントを要請したが、現時点で返答は得られていない。

原題:
Evergrande’s EV Unit Has Stopped Paying Staff, Factory Suppliers(抜粋)

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