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中国政府支援のハッカー、インドの政府機関やメディア大手に侵入か

  • インドの固有識別番号庁には国民の生体情報が登録されている
  • UIDAIとベネット・コールマン双方ともハッキングについて否定

中国政府が支援するハッカーらがインドの国民識別データベースを担当する政府機関、固有識別番号庁(UIDAI)と同国最大のメディアコングロマリットの1つであるベネット・コールマン・アンド・カンパニーのネットワークに侵入し、データを盗んだとみられている。サイバーセキュリティー企業、レコーデッド・フューチャーがリポートで指摘した。UIDAIとベネット・コールマン双方ともハッキングがあったことを否定している。

  UIDAIには、インド国民10億人余りの個人生体情報が登録されている。レコーデッド・フューチャーによると、今年6月から7月にかけてUIDAIのネットワークへの侵入があったと考えられている。ただ、どのデータが盗まれたかは不明。

  UIDAIは電子メールで、そのような侵入について情報はなかったとした上で、データベースは暗号化されており、多要素認証で登録したユーザーのみが利用可能だと回答。「最高水準のデータセキュリティーと完全性」を維持するため常にアップグレードされた「強固なセキュリティーシステム」を備えていると説明した。

  インド紙タイムズ・オブ・インディア(TOI)の発行を手掛け、タイムズ・グループとして知られるベネット・コールマンも中国人ハッカーの標的にされているもようだ。レコーデッド・フューチャーによると、今年2月から8月にかけて同社からデータが流出したが、データが盗まれたかどうかについては不明だという。

  ベネット・コールマンは、「流出したとされるデータ」は同社のサイバーセキュリティー防御機能によりブロックされたと説明。このリポートを否定した。

  中国外務省に同国の祝日期間中にコメントを求めたが、返答は得られなかった。

原題:
Chinese Hackers Target Indian Agency, Media Company, Report Says(抜粋)

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