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中国恒大巡る不安で米国株はほぼ全面安、関係性薄い企業にも売り波及

  • ツイッターや イーベイ、クローガーも幅広い売りに巻き込まれる
  • 「不合理なリスクオフ」、投資家は売る機会として利用か

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中国の不動産開発会社、中国恒大集団の資金繰り不安が広がると、米国のソーシャルメディア株とネットオークション会社がすぐに急落した。こうした連鎖反応は実際の経済的悪影響よりも、世界のリスク資産が極端に高騰していることを物語っている可能性がある。

  恒大を取り巻く渦に商品関連株や銀行株が揺さぶられている理由を理解するのに多くの調査は必要ないが、金融機関の苦悩と、ツイッターやイーベイなどの株価との関連性は見えにくい。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフストラテジスト、アート・ホーガン氏は恒大について、「懸念材料が籠いっぱいにある中にこのニュースが入ってきて全てにゆがみが生じている。論理的には関連性のない不合理なリスクオフの動きになるだろう」と予想。「テクノロジー株の売りは道理にかなうかと言えば答えはノーだが、リスクオフのシナリオでは全てが売られる傾向にある。仮想通貨さえもだ」と付け加えた。

 

Major U.S. stock gauges all dropped Monday
 
 

  米国の一部テクノロジー株と中国に明らかな関係はないかもしれないが、急落が全く意味を成さないという意味ではない。バリュエーションの高騰は何カ月にもわたり弱気派が材料視しており、米連邦準備制度のタカ派も注目している。恒大は相場下落の理由としては弱いと受け止められるかもしれないが、20日の急落は、材料なく起きた今年の他の下げと同様のサイズだ。

  実際のところ、投資家は完璧な価格帯に達していた市場で売る機会を得た形だ。S&P500種株価指数に比べて米国中心で海外エクスポージャーの少ないと考えられている小型株の指標ラッセル2000指数が下げを主導し、一時は3.6%下落した。バンク・オブ・ハワイなどの地銀株の指数は一時3.9%下げた。

  中国を除く新興国株の指数に連動を目指す上場投資信託(ETF)の「iシェアーズMSCIエマージングマーケットexチャイナETF」は2%強下落。中国では直接アクセスできないツイッターの株価は一時4%余り値下がりした。スーパーマーケットチェーンのクローガーなど米国のみで営業する企業も下げた。

  つまり、多くの資産が売りに巻き込まれている格好であり、「それが完全に適切なのかどうかは分からない」とホーガン氏は述べた。

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原題:
Evergrande Blowup Ensnares Stocks With Pretty Flimsy China Links(抜粋)

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