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先進国の気候変動対策支援、1000億ドルの目標実現厳しい-英首相

  • ニューヨークとワシントンを訪問、米大統領やベゾス氏と会談へ
  • 英国は来月末にCOP26を主催、先進国に一層の資金拠出求める意向

英国のジョンソン首相は、先進国全体で気候変動対策として年間1000億ドル(約10兆9000億円)の資金支援を行う目標について、来月末から同国で開催される第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)までに実現を確保するのは厳しいとの見方を示した。

  ジョンソン首相は20日から3日間、ニューヨークとワシントンでバイデン米大統領ら世界各国の首脳と会談し、気候変動対策への支援と資金拠出を求めていく意向だ。首相はまた、訪米中に米アマゾン・ドット・コムの共同創業者ジェフ・ベゾス氏とも会談を予定する。

  英国は10月31日からスコットランドのグラスゴーで開くCOP26を、途上国に対する年1000億ドルの気候変動対策支援の実現を打ち出す場としたい考え。この支援規模は2009年にコペンハーゲンで開かれたCOP15で合意され、15年に結ばれたパリ協定でも確認されたが、まだ実現できていない。

U.K. PM Johnson Social Care News Conference
ジョンソン英首相
 

  ジョンソン首相は米国へ同行する記者団に対し、「今週中に全てを達成することは難しいろうが、COPまでに達成できる確率は6割だ。厳しいものになる」と発言。「しかし、これが世界にとって重要であると人々は理解しなければならない。気候変動対策を非常に強化している国がある一方で、主要20カ国・地域(G20)の幾つかの国は一層の対策が必要だ」と続けた。

  英国は先週、最近の進展は不十分だと指摘。経済協力開発機構(OECD)が17日発表した最新報告によれば、2019年に途上国が受け取った気候変動対策の支援は796億ドルだった。

原題:Johnson Downplays Chance of Reaching $100 Billion Climate Pledge(抜粋)

  

 

 

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