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「愛国者による統治」掲げる選挙制度刷新後、香港で初の投票

  • 香港行政長官を決める選挙委員を選ぶ投票、約4380票の開票に10時間
  • 登録有権者数は7900人で、人口の0.1%-2016年は24万人

香港を「愛国者」が統治するよう中国が選挙制度を刷新してから初めての投票が19日実施されたが、投じられた約4380票の開票に10時間余りを要した。手間取った原因を巡り多くが首をかしげている。

  この投票は香港行政長官を来年決める際の選挙委員(定数1500人)を選ぶもので、投票資格を持つ登録有権者数は7900人と、2016年の24万人から大きく減少し、香港の人口740万人の0.1%にすぎない少なさ。投票対象となった選挙委員も364人と定数のほんの一部だったほか、反親中派で委員に選ばれたのは1人のみだった。

  20日の記者会見では開票の遅れを選挙管理委員長が陳謝する場面があったものの、中国政府の出先機関である香港連絡弁公室は投票結果を歓迎する声明を出した。また、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は19日、新たな選挙委員の構造は香港社会を「幅広く代表している」との認識を示したほか、「改善された選挙制度は『愛国者による香港統治』を万全とし、本来の『一国二制度』に戻るのに役立つ」と語った。

 

 

Hong Kong Election Committee Subsector Election
投票所に入る香港の登録有権者(19日)
写真家:Chan Long Hei / Bloomberg

 

原題:
Hong Kong Takes 10 Hours to Count Some 4,400 Votes(抜粋)

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