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米下院民主党、インフラ法案のバイデン大統領への送付先送りも

  • インフラ法案の採決は依然27日に予定とヤーマス下院予算委員長
  • より大規模な税制・支出計画求める急進派とのバランス図る動きか

米下院民主党は5500億ドル(約60兆5000億円)規模のインフラ法案について、下院通過後にバイデン大統領に署名のため送付するのをひとまず延期する可能性があると同党幹部議員1人が明らかにした。党の結束を保ち、大統領の経済アジェンダの軌道を維持するためだとしている。

  ヤーマス下院予算委員長は19日、上院で可決されたインフラ法案の支持者を含む穏健派と、より大規模な税制・支出計画を並行して前進させたい急進派とのバランスを図るペロシ下院議長の策の一環である可能性を示唆した。

  ヤーマス氏はテレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー」に出演し、民主党は依然としてインフラ法案の下院採決を27日に予定しているが、税制・支出計画を含む両法成立は恐らく10月初旬までずれ込むだろうと述べた。

Biden's Agenda Turns On Pelosi Keeping House Democrats United
ヤーマス下院予算委員長
 

  ヤーマス氏は「インフラ法案が下院で可決されれば、ペロシ氏は大統領に署名のために送付する必要が事実上なくなる。同法案をしばらく保留することが可能になり、2つの法案をどう組み合わせるかについてある程度の柔軟性を得られる」と語った。

  民主党穏健派のマンチン上院議員は3兆5000億ドル(約385兆円)規模の支出・税制計画について、「一時休止ボタン」を押すべきだと同党議員にこれまで呼び掛けている。アクシオスの19日報道によると、同議員は来年に入るまで休止したいと考えていると地元ウェストバージニア州でプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の従業員に語った。ワシントンの同議員のオフィスは確認できないとしている。

  一方、イエレン財務長官が議会に呼び掛けている連邦債務上限引き上げについて、ヤーマス氏は政府閉鎖を回避するのに必要な予算決議と債務上限に関する採決を組み合わせるかどうかの決定はまだ「ないと思う」とした上で、「最も重要なのは両方が実現されることだ」と強調した。

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原題:House Democrats May Slow Infrastructure Plan’s Path to Biden (2)(抜粋)

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