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ドイツ銀が昨年にウェルズFの事業買収を打診、米監督当局が認めず

  • コンプライアンス改善不十分、米国での買収にFRBは反対
  • ドイツ銀広報、「資産査定の結果」買収案を提示しないと決定

ドイツ銀行の上層部は昨年末、米銀ウェルズ・ファーゴのカストディー事業買収に関心があることを米連邦準備制度理事会(FRB)に打診したが、ドイツ銀行の統制とコンプライアンスが十分に改善していないとして、買収に反対された。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

  非公開の情報だとして匿名を条件に話した関係者らによれば、米当局はなおもドイツ銀行による米国での買収に反対している。何年も事業縮小と不祥事の後始末に追われ、成長戦略に軸足を移したいクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)にとって、新たなハードルとなっている。同行は現在も、法的係争や規制当局の対応に苦慮しているが、今年1-6月期はトレーディングの好調により2015年以来の好決算となった。

Germany's Christian Democratic Union 'Economy Day' Conference
ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービングCEO(2021年8月)
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  ドイツ銀行のスポークスマンは電子メールで、「デューデリジェンス(資産査定)の結果、正式な買収案を提示しないことを社内で決めた」との声明を発表。FRBはこの件についてコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank Explored Wells Fargo Custody Deal Before Fed Snub(抜粋)

 

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