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ブラックロックのケステリッチ氏、金保有をほぼ解消-金利正常化期待

  • 株式のヘッジ手段として金が機能しない見通しを金利上昇期待は示唆
  • 短期的なインフレに対する最も有効なヘッジ手段とも考えず
Signage outside BlackRock Inc. headquarters in New York, U.S, on Saturday, April 10, 2021. 

Signage outside BlackRock Inc. headquarters in New York, U.S, on Saturday, April 10, 2021. 

Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックで、「ブラックロック・グローバル・アロケーション・ファンド」のポートフォリオマネジャーを務めるラス・ケステリッチ氏は、世界経済の回復に伴い実質金利が正常化するとの期待から金のポジションをほぼ解消したことを明らかにした。

  ケステリッチ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「14カ月前はかなり大量の金のポジションを保有していたが、今はほぼゼロまで減らした。実質金利がやや正常化すると考えるとすれば、特定の商品が2020年半ばと同じようにうまく機能する可能性は低い」と発言した。

運用するファンドの金のポジションについて説明するケステリッチ氏
Source: Bloomberg

   新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の下で投資家の資金が殺到し、昨年過去最高値を記録した金相場は、今年に入り7%余り下落した。

   世界的な景気回復とインフレ加速を背景に米連邦準備制度など各国・地域の中央銀行が、金融刺激のテーパリング(段階的縮小)を開始するとの観測が高まり、金の魅力が抑えられることになった。

  ケステリッチ氏は、インフレ調整後の米国債利回りの上昇期待は、株式相場のヘッジ手段として金がもはや機能しないという見通しを示唆しており、短期的なインフレに対する最も有効なヘッジ手段とも考えていないと語った。

原題:
BlackRock Fund Manager Has Cut Almost All Gold From Portfolio(抜粋)

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