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スタグフレーションへの不安強まる-エネルギー価格高騰で

エネルギー価格の高騰を受けて市場では、物価圧力が高い中で景気回復が減速するスタグフレーションのような厳しい環境への懸念が高まっている。

  エネルギー価格は経済が新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)から抜け出すのに伴って急上昇している。北半球の冬が需給逼迫(ひっぱく)を悪化させる恐れがあり、そうなればインフレ圧力が高まり、消費者と企業両方の負担が増す。コスト上昇と成長鈍化の組み合わせは株式と債券への逆風となり得る。

  オアンダ・アジア・パシフィックのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏は16日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「市場が直面する次の大きな問題はエネルギー価格かもしれない」と述べた。 「冬に向かう中で誰も本気でヘッジしていないことに、実際かなり心配になっている。10-12月(第4四半期)にエネルギー価格が急騰する可能性があるからだ。そうなればインフレがさらに加速する恐れがある」と話した。

 

Stagflation fears return to haunt markets
 
出所:ブルームバーグ、JPモルガン

   バンク・オブ・アメリカ(BofA)のオースン・クウォン、サビタ・スブラマニアン両氏らストラテジストは15日のリポートで、スタグフレーションはBofAの基本シナリオではないが、過去にはしばしば石油ショックとともに発生しているとした上で、サプライチェーン目詰まりの結果、そうしたショックのリスクは最近高まったと指摘した。

  両氏は配当が増加しておりインフレへの抵抗力が強い銘柄や、商品インフレに連動する可能性があり大型株との比較で割安度が過去の平均より大きくなっている小型株の保有を推奨している。

  シュローダー・インベストメント・マネジメント・オーストラリアの債券およびマルチアセット責任者、サイモン・ドイル氏も16日のインタビューで、スタグフレーションは「今や起こる可能性のある」脅威だと述べ、「成長に問題のある中でインフレが発生するという環境に事実上陥った。投資家にとって素晴らしい環境とは言えない」とコメントした。

テーパリングはもう古い、旬の言葉はスタグフレーション-チャート

原題:
Stagflation Fears Cast Longer Shadow on Markets as Energy Surges(抜粋)

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