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中国恒大の本土不動産部門、16日の全社債取引を停止

更新日時
  • 中誠信国際は恒大地産の格付けを「A」に引き下げ
  • 中国恒大の株価は16日の香港市場で一時10%安
China Tells Banks Evergrande Won’t Pay Interest Due Next Week
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国の不動産開発大手、中国恒大集団の人民元建て社債の投資家は売却がさらに難しくなる見込みだ。格下げによって取引プラットフォームが変わり、買い手の幅が制限される。

  本土部門の恒大地産は16日、同日の全社債取引を停止すると発表した。中国の信用格付け会社、中誠信国際信用評級による格下げを受け、公平な情報開示を確実にするため取引を停止すると深圳証券取引所への届け出で説明した。発表によると、取引は17日に再開される。

  中誠信国際は15日、恒大地産と本土債9本の格付けを「A」と、従来の「AA」から引き下げた。さらに格下げ方向でウオッチを継続する。AAより低い格付けの社債はオークションではなくビッド・アスクとブロックプラットフォームでの取引になる。これにより小口投資家は売買に参加できなくなる。個人投資家は既に、恒大の人民元建て債を購入できなくなっている。

  人民元建て債は取引再開後に引き続き値下がり圧力にさらされるとみられる。取引プラットフォームの変更で流動性がさらに限られるためだ。表面利率6.98%、2023年償還の恒大地産債は来年1月に早期償還の可能性があるため特に注目される。

 

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  一方、ドル建て債は16日に値上がりした。回収率が現在の価格に反映されているより高くなることへの期待が背景にある。ブルームバーグがまとめたデータによれば、25年償還のドル建て債は額面1ドルに対し1.6セント上昇し28.6セントで取引されている。

  中国政府は中国恒大の債務再編の可能性を視野に準備を開始している。会計士や法務専門家を集め同社財務を検証するほか、主要債権銀行に20日期限の利払いは実施されない見込みだと伝えた。中国恒大も財務アドバイザーを起用した。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、中国恒大はドル建て債で約8350万ドル(約91億円)、本土債で2億3200万元(約39億円)の利払い期限を23日に控えている。

  中国恒大の株価は16日の香港市場で一時10%安と、11年10月以来の安値を付けた。中国の不動産セクターも大幅安となっている。 

原題:Evergrande’s Local Bonds Face Even More Pressure After Downgrade、Evergrande Dollar Bonds Jump on Bets of Better Recovery Rates、Evergrande’s Onshore Real Estate Unit Suspends All Bond Trading、Evergrande Says All Onshore Bonds Suspend Trading Sept. 16、Evergrande Onshore Property Unit Halts All Bond Trading Thu. (1)(抜粋)

(第1、3段落に加筆し第4、5段落を追加、最終段落の株価を更新します)
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