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日本発の外貨建て環境債が相次ぐ、丸紅と農林中金が総額1650億円

更新日時
  • 丸紅は米ドルで起債、投資家層厚く調達基盤とすべきと判断-広報
  • デンソーも初ESG債をドルで起債、今年は伊藤忠や日電産も
The Marubeni Corp. logo is displayed at the company's headquarters in Tokyo, Japan,

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Photographer: Kiyoshi Ota

丸紅と農林中央金庫が15日、それぞれ初となるグリーンボンド(環境債)をドル建てで条件決定したと発表した。このところ初のESG(環境、社会、企業統治)債を外貨建てで発行するケースが増えている。

  丸紅は年限5年の環境債を5億ドル(約550億円)、農林中金は5年と10年で総額10億ドルを起債した。発行条件は以下の通り。

 発行額発行利率スプレッド
丸紅5年債5億ドル1.577%ーー
農林中金5年債5億ドル1.284%米国債+50bp
農林中金10年債5億ドル2.080%米国債+80bp

注)bpはベーシスポイント、1bp=0.01%

  丸紅の広報担当者は、米ドル建て環境債市場は投資家層が厚く十分な需要が見込めるため、資金調達の基盤として拡充すべきだと判断したと説明。丸紅グループとしてグリーン事業に取り組んでおり、今後も環境債をはじめとするESG債の発行は継続的に検討していくと話した。

  今月はデンソーも同社初のサステナビリティー(環境・社会貢献)債をドル建てで起債伊藤忠商事トヨタ自動車日本電産も外貨建てのESG債を今年発行した。ブルームバーグのデータによると、日本の発行体による2021年の外貨建てESG債起債額は9月15日時点で80億ドルを超え、30億ドル程度だった20年通年を大幅に上回る。

(丸紅のコメントや起債額のデータを追加して更新します)
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