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中国恒大、資金繰り難対応でアドバイザー起用-債務再編の見方も

更新日時
  • クロスデフォルトにつながる可能性警告-資産売却も具体的進展なく
  • 資産運用商品の保有者を落ち着かせる必要、社会問題にも-ファン氏
SHENZHEN, GUANGDONG, CHINA - 2019/10/05: Chinese property developer Evergrande Group logo seen on top of a skyscraper at night. (Photo by Alex Tai/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)
SHENZHEN, GUANGDONG, CHINA - 2019/10/05: Chinese property developer Evergrande Group logo seen on top of a skyscraper at night. (Photo by Alex Tai/SOPA Images/LightRocket via Getty Images) Photographer: SOPA Images

中国の不動産開発大手、中国恒大集団は14日、資金繰り難を和らげる「実行可能な全ての解決策」を模索するため、財務アドバイザーを起用したことを明らかにした。自社の金融債務を返済する保証はないとも警告した。

  中国恒大は香港取引所への届け出で、自社の資本構造を評価するため、共同の財務アドバイザーとしてフーリハン・ローキーとアドミラルティ・ハーバー・キャピタルを起用したと公表。期日通りに債務を返済できない、あるいは債権者に延長または代替の取り決めに合意してもらった場合、クロスデフォルトにつながる可能性があると説明した。

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  同社は中国恒大新能源汽車集団と恒大物業の持ち分売却を大きく進展させることができず、香港に保有するオフィスビルの売却も予定内に完了しなかったことも明らかにした。

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  ブルームバーグ・インテリジェンスのクレジットアナリスト、ダニエル・ファン氏は中国恒大の動きについて、「資産売却で具体的な成果がなく、債務再編に取り組んでいるように見受けられる。最初の作業は理財商品(資産運用商品)保有者を落ち着かせることになる。これは社会問題に発展しかねないからだ」と指摘。

  「恒大はほぼ全てのオンショア債務のリスケジュールに取り組んでいるように見え、次のステップはオフショアの投資家にも同じ対応を取ることだろう」と同氏は述べた。

  中国恒大は9月も契約販売の「大幅減少が続く」と見込んでおり、現金収入の「持続的な悪化」につながると説明。これがグループのキャッシュフローと流動性に「多大な圧力」となる見込みだと説明した。

原題:Evergrande Hires Advisers to Resolve Cash Crisis Amid Protests(抜粋)

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