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SALT控除上限の有意義な修正目指す-下院歳入委員長ら民主党議員

  • 下院歳入委は13日発表のパッケージでSALT控除を取り上げず
  • 控除上限問題に対処しない法案は支持せずと一部の民主党議員

下院民主党は州・地方税(SALT)控除の制度について、上限を1万ドル(約110万円)とした法の撤廃を目指すと表明した。下院歳入委員会は13日に発表した提案パッケージでSALT控除については取り上げなかった。

  歳入委のニール委員長は、スオジ議員とパスクレル議員との共同声明で、バイデン大統領の掲げる課題の実現に向けた法制化で、同委が公表した税制計画は最終ステップではないと説明。2017年に共和党政権下でSALT上限を1万ドルに設定した法律は「短絡的」だとした。

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  声明は「有意義なSALT控除を含む法の制定にわれわれはコミットしている。これは中間層にとって非常に重要であり、この目標に向けて日々取り組んでいる」とした。

ブルームバーグのJoe Mathieu記者がSALT控除上限に関する民主党議員の声明について説明
Source: Bloomberg)

  SALT控除の制度をどのように変更するかや、いつごろ法案に盛り込むかについては言及しなかった。

  上下両院の税制合同委員会によると、SALT控除を完全に元に戻せば、21年だけで国庫収入が887億ドル失われると試算されている。複数年の撤廃はさらに多くのコストがかかり、一部の民主党議員が他の優先事項への充当を期待している財源がむしばまれることになる。

  民主党がバイデン政権の経済計画の財源を確保する構造を取りまとめようとする上で、SALT控除は厄介な問題だ。税率の高い州選出の議員グループは、この問題に対処しない法案は支持しないと警告。ニューヨーク州選出のスオジ議員は、13日の別の声明で「私はこの6カ月間、一貫して『SALTなしなら合意なし』と言ってきた」と強調した。

  一方、同じニューヨーク州選出のオカシオコルテス下院議員ら一部の民主党進歩派は、SALT控除の恩恵の大半は高所得世帯が受けるため、富裕層優遇だと主張している。

原題:SALT Deduction Cap to Get ‘Meaningful’ Fix, Democrats Say (1)(抜粋)

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