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エピック、地裁判決不服として上訴-アップルとのアプリ市場巡る訴訟

  • 米連邦地裁判事はアップルを独占企業だとするエピックの主張退ける
  • アップストア外課金への顧客誘導を開発業者に認めるよう命令

エピックゲームズは12日、米アップルを相手取って起こしていた反トラスト法(独占禁止法)訴訟で、米連邦地裁の判決を不服として上訴した。

  同地裁のイボンヌ・ゴンサレス・ロジャーズ判事は10日、アップルを独占企業だとするエピックの主張を退けるなどアップル側の言い分の大半を支持。エピックの人気ゲーム「フォートナイト」をアップルの「アップストア」などに復帰させることは求めず、第3者アップストアが必要だとする訴えも退けた。アップルがアップストアでの取引から得ている15-30%の手数料の引き下げも命じなかった。

  ただ同判事は、アップルの一部行為が反競争的だと認定。全てのアプリおよびゲーム開発業者がウェブ上の他の課金システムに顧客を誘導することを認めるようアップルに命じた。全ての開発業者は今後、オンラインでの利用料金支払いを可能にするボタンを自社アプリに追加し、アップルの手数料を回避できるようになる。

アップルにアプリ市場運営方法の変更命じる-米連邦地裁が判決

  同判事はエピックに対し、契約違反を理由にアップルに少なくとも400万ドル(約4億4000万円)の損害賠償を命じた。

  アップストアの手数料収入は年間200億ドル余り、利益率は75%を上回ると推定され、今回の判決が同ストアの収益性に大きく響く可能性はあるが、エピックが求めていたほど厳しい内容ではなかった。

  それでもカリフォルニア州オークランドで3週間にわたって行われた審理では、大手ハイテク企業の支配力の大きさが浮き彫りになり、アップルやアルファベット、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックを相手取って起こされる今後の訴訟に影響することが予想される。

米連邦地裁判事、アップルにアプリ市場運営方法の変更命じる
出典:ブルームバーグ

  アップルは10日の判決について、自社の主張の正当性を裏付けるものだとの認識を示した。エピックの担当者は上訴したことを確認し、それ以上のコメントは控えた。

原題:
Epic Files Appeal After Loss to Apple in App Store Case (1)(抜粋)

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