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米株価の大幅上昇は過去のもの-S&P500種指数構成銘柄でも鮮明に

  • 5月以降調整に見舞われた構成銘柄は半数余り-モルガンSのデータ
  • 「私が最も心配しているのは今後6週間」とフィル・ブランカート氏

米株価の調整の見通しが増しつつある。主要な株価指数では現実となっていないものの、市場の活力の多くが失われたと言っても間違いないだろう。

  大幅な株高は過去のものだ。S&P500種株価指数を終値ベースで見ると、1%を上回る上昇がなかったのは週末10日まで34営業日連続で、1年8カ月ぶりの長期に及んでいる。

  強い下降圧力にさらされている銘柄は増え続け、S&P500種構成銘柄のうち5月以降にピークから底値の下落率が10%以上となったのは半数余りに上っていることが、モルガン・スタンレーの集計データから分かる。

  小型株の状況はもっと悪く、ラッセル2000種株価指数の場合、こうした10%以上の調整を既に記録した銘柄は全体の90%に達している。

The S&P 500 is mired in longest drought without 1% gains in 20 months
 
 

  このような低迷を背景に市場のベテランの間にも不安が生じている。5営業日続落したS&P500種は最高値からの下落率が2%を超えていないが、一段と有意な下振れの準備が整いつつあるとの見方もある。

  ゴールドマン・サックス・グループやシティグループのストラテジストは、マイナスのショックによって上昇トレンドが反転する可能性について新たな警告を発している。

ウォール街で米国株高の失速観測広がる、モルガンSは投資判断下げ

  ラデンバーグ・ソールマンのフィル・ブランカート最高経営責任者(CEO)は、連邦準備制度による資産購入のテーパリング(段階的縮小)開始の見通しや増税の可能性を挙げ、「市場について私が最も心配しているのは今後6週間だ。相場はやや下降局面にある」との考えを示した。    

 

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出典: モルガン・スタンレー
 

原題:
Big Up Days Are Gone as Corrections Hit Half of S&P 500 Stocks(抜粋)

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