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カプラン、ローゼングレン両総裁は保有株全て売却へ-倫理上の懸念で

  • ボストン、ダラス両地区連銀総裁、ほぼ同内容の声明を発表
  • 売却資金は多様なインデックスファンドに投資か現金で保有へ

米ボストン連銀のローゼングレン総裁とダラス連銀のカプラン総裁は9日、保有する個別株を月末までに売却する考えを表明した。過去1年間の取引を巡る倫理上の懸念に対応し、その解消に努める。

  最新の金融取引開示文書で株式などさまざまな金融商品への投資が明らかになったのを受け、両総裁は売却資金を多様なインデックスファンドに投資するか現金で保有する意向を示すほぼ同じ内容の声明をそれぞれ発表した。

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ボストン連銀のローゼングレン総裁
 

  ローゼングレン総裁は声明で「私の個人的な貯蓄や投資の取引は連邦準備制度の倫理規則を順守しているものの、外見上であっても利益相反と受け止められかねない事態に対処することを決めた」と説明した。

  カプラン総裁も同様の意向を示し、両総裁は地区連銀総裁職にある間は株取引をしないと表明した。

  ローゼングレン、カプラン両総裁の取引は12地区連銀総裁による年次情報開示の一環で明らかとなったものだが、連邦準備制度の金融政策が資産価格の上昇を招いていると一部から批判されている現状にあって、厳しい非難を浴びた。

  元連邦準備制度理事会(FRB)エコノミストで、現在はコーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「こうした行為は規則で禁じられてはないとはいえ、判断のまずさを示し、連邦準備制度の名声を大きく傷付けるものだ」と指摘した。

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ダラス連銀のカプラン総裁
Photographer: Cole Burston/Bloomberg

原題:Fed’s Kaplan, Rosengren to Sell All Stocks Amid Ethics Concerns (抜粋)

 

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