ボウマンFRB理事、経済順調なままなら年内にテーパリング開始も
Alister Bull
米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は9日、「私が期待するようなデータが出てくれば、年内に資産購入縮小の過程に入ることは適切となる可能性が高い」との認識を示した。
米銀行協会(ABA)向けにオンライン形式で講演した後の質疑応答でボウマン理事は「私は入ってくるデータに勇気づけられていることに変わりはないが」、連邦公開市場委員会(FOMC)次回会合での「われわれの協議結果を事前に判断したくない」と述べた。

ボウマンFRB理事
Photographer: Zach Gibson/Bloomberg
また「米ビジネスと家計は強い回復力を示し、経済も引き続き開かれており、私は引き続き足元の景気拡大に楽観的だ。このため、最近のデータの一部が期待されたほど力強くなかったとしても、われわれはかなり力強い経済成長になお目を向けている」と語った。
ボウマン理事はさらに、物価安定目標に向かって大きく前進し、顕著な進展があったことに「私は間違いなく同意するだろう。事実、われわれはそれをある程度、超えている」とした上で、「最大限の雇用に関する目標にかなり近いとも確信している」と述べた。
原題:
Fed’s Bowman: Taper Likely This Year If Economy Stays on Track(抜粋)
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