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バイオジェン株急落、アルツハイマー病薬の滑り出し不調と認める

更新日時
  • 株価終値は6.7%安、7日続落で時価総額は7200億円減少
  • 「当初の見込みより販売ペースは遅い」-ボナッソスCEO

9日の米株式市場で医薬品メーカー、バイオジェンの株価が急落し、この2年余りで最長の続落となった。エーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」(一般名アデュカヌマブ)の販売が期待された通りには順調に進んでいないとのウォール街の懸念を同社も認めた。

  この7日間の下げで、バイオジェンの時価総額は約66億ドル(約7200億円)減少した。アデュヘルム販売にいくつかの課題が生じていると同社トップが説明。これを受け、株価は6.7%安の300.15ドルに沈んだ。

  ミシェル・ボナッソス最高経営責任者(CEO)は9日、モルガン・スタンレー主催のヘルスケア関連会合で「われわれが当初見込んでいたより、販売のペースは遅い」と語った。社としては短期的な売り上げではなく、アデュヘルムのデータなどの構築に注力していると続けた。

Biogen slide extends after disappointing update on Alzheimer's drug launch
 
 

  RBCキャピタルマーケッツのアナリスト、ブライアン・エイブラハムズ氏によると、6月以降にアデュヘルムを投与している施設は約50カ所と、バイオジェンの従来目標(900)を大きく下回っている。

  同氏は顧客向けリポートで「アデュヘルム投入時の重大なハードルが確認されたことは大きな驚きではなく、株価も既にアデュヘルムの普及や競争上の影響について、ずっと多くの悲観論を織り込み始めている」と指摘した。メディケア(高齢者・障害者向け医療保険)の適用に関する重要な決定を控え、バイオジェンの株価はほとんど上昇しないとも予想している。

バイオジェンとエーザイの認知症薬、承認巡る調査拡大-「異例性」で

原題:Biogen Loses $6.6 Billion in Value on Slow Drug Rollout (1) (抜粋)

(株価を更新し、アナリストのコメントを追加します。更新前の記事で見出しなどの表現を訂正済みです)
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