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S&P500種の悲観的見通しを撤回、BofAのスブラマニアン氏

  • 21年予想を4250に上方修正、弱気論を抑えながらも慎重な見通し堅持
  • 株価上昇で多くのストラテジストが相場見通しの上方修正迫られる

米国株の上昇で指標のS&P500種株価指数がウォール街の年末予想を大幅に上回ったことを受け、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のサビタ・スブラマニアン氏も降参した。

  BofAで米国株とクオンツ戦略の責任者を務めるスブラマニアン氏は2021年末の予想を3800から4250に上方修正した。同指数は7日に約4520で終了していた。スブラマニアン氏の従来の目標は、スタイフェル・ニコラウスのバリー・バニスター氏と並び、ブルームバーグが追跡するストラテジストの間で最低だった。

  スブラマニアン氏は弱気論を抑えたとはいえ、慎重なスタンスを断念する構えではない。新たな予想は12月末までに同指数が6%下落することを意味し、来年の予想は4600と、わずか2%の上昇にとどまるとの見通しを示している。

BofA's Subramanian is latest Wall Street strategist to yield to the equity rally
 
 

  投資家心理の高揚で市場は負の衝撃に対して脆弱(ぜいじゃく)な状況にある一方、賃金や投入コストの上昇が米企業の利益率を脅かしている。米株式市場の過去10年のリターンの半分以上は米金融当局のバランスシート拡大で説明がつくものであり、当局の金融支援策の巻き戻し計画は上値がないことを意味するとスブラマニアン氏は指摘。「興奮するような材料はほとんどない。今終わることはないかもしれないが、終わる時はひどい形になる恐れがある」と顧客向けリポートで予想した。

原題:
BofA’s Subramanian Dumps Dire S&P 500 Call After Big Rally (1)(抜粋)

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