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米ペイパル、Paidyを3000億円で買収-国内後払い決済で攻勢

更新日時
  • カマー氏と杉江氏が引き続きPaidyの経営に当たる
  • 「成長と技術革新持続にはペイパルに勝るものはない」とラッセル氏
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オンライン決済サービスの米ペイパル・ホールディングスは、日本のベンチャー企業Paidy(ペイディ、旧エクスチェンジコーポレーション)を3000億円で買収すると発表した。日本での後払い決済サービスへの進出で攻勢を強める。

  ペイパルの7日の発表によれば、今年10-12月(第4四半期)の手続き完了を予定し、主に現金による買収となる。ペイパルは2022年の調整後1株利益への影響は最小限に抑えられるとしている。

Ex-Goldman Trader Russell Cummer Builds BNPL Startup "Paidy"
ラッセル・カマー氏
 

  Paidyの創業者で代表取締役会長を務めるラッセル・カマー氏は「Paidyが成長と技術革新を続けるには、20年余りにわたりオンラインショッピングのあつれきを取り除いてきたペイパルに勝るものはない」とコメントした。

  ペイパルによれば、カマー氏と杉江陸・代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)が、Paidyの経営に引き続き当たり、ブランドを維持したまま既存のビジネスを運営する。

  日本のオンラインショッピング市場は世界3位の規模を誇るが、現金決済がなお中心の数少ない先進国市場の一つだ。Paidyはオンラインショッピングの決済代金をコンビニエンスストアや銀行振り込みで月ごとに払えるのが特徴で、430万のアクティブアカウントを有する。

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  ペイパルの日本事業統括責任者ピーター・ケネバン氏は「Paidyは日本市場の実情に合った後払い決済ソリューションを他に先駆けて開発した。Paidyのブランドおよび可能性、優れたチームと、ペイパルの専門知識、リソース、グローバルスケールを融合することで、戦略的に重要なこの市場で勢いに弾みをつける確固たる基盤を築ける」と指摘した。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)がペイパル、ゴールドマン・サックスがPaidyのファイナンシャルアドバイザーをそれぞれ単独で務め、ペイパルにはホワイト&ケースが主に法的助言を行った。

原題:PayPal to Buy Japanese Unicorn Paidy in $2.7 Billion Deal (1)(抜粋)

(ペイパル日本事業責任者のコメントを追加して更新します)
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