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高市氏が自民総裁選に出馬表明、物価2%へPB規律を時限的凍結

更新日時
  • 戦略的な財政出動を優先、一刻も早い補正予算編成・成立目指す
  • ロックダウン可能な法整備検討、小型核融合炉を国家プロジェクトに
Sanae Takaichi, Japan's former internal affairs minister

Sanae Takaichi, Japan's former internal affairs minister

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

高市早苗前総務相は8日午後、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明した。女性の立候補は2008年の小池百合子氏(現東京都知事)以来、2人目。

  高市氏は金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資を3本柱とする「日本経済強靭(きょうじん)化計画」(サナエノミクス)で「経済を立て直し、成長軌道に乗せる」と強調。物価安定目標2%を達成するまでは基礎的財政収支(PB)規律を時限的に凍結し、戦略的な財政出動を優先させると述べた。一刻も早い補正予算編成、成立を目指すとも明言した。

Japan’s Ruling Party Starts Leader’s Race
高市早苗前総務相
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  財政に関しては「PBが赤字でも名目金利を上回る名目成長率を達成していけば財政は改善する」との認識も示した。

  高市氏は衆院奈良2区選出で当選8回。無派閥だが安倍晋三前首相と近く、推薦人確保で支援を得た。安倍政権下では女性初の党政調会長や総務相などを務めた。選択的夫婦別姓の導入に反対するなど保守的な言動で知られる。経済政策では、金融所得税制に関しても逆進性が大きいとして増税する考えを明らかにしている。

発言
  • 新型コロナウイルス治療薬の早期投与で重症者・死亡者数の極小化、自宅療養を限りなく減らす
  • ロックダウンを可能にする法整備の検討を始める
  • コロナ収束後は爆発的な消費拡大期が来る、事業者を支える
  • 補正予算、本当に必要なものに絞り込んで積み上げる
  • PB黒字化にこだわりすぎた-安倍政権下
  • 行き過ぎたインフレの兆候が見られた場合には年間の投資額を柔軟に調整
  • 消費税率を下げるという選択肢はない、給付付き税額控除を考えている
  • 定額給付金の再給付を考えている
  • 雇用と所得拡大につながる大胆な危機管理投資・成長投資、分厚い中間層を再構築
  • 小型核融合炉を国家プロジェクトとして支援、原子力の平和利用は必要
  • 省庁再編に挑戦、サイバーセキュリティー庁を創設
  • 金融分野などのサイバー防御態勢の高度化急ぐ
  • 「敵基地無力化」の能力が必要-防衛政策
  • 信教の自由に基づいて靖国参拝、批判されているなら残念
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(高市氏の発言を追加します)
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