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J&Jのコロナワクチン、接種で医療従事者の感染リスクはほぼ半減

  • ブレークスルー感染の大多数は軽症、死亡や重症化予防には高い効果
  • 南アフリカ共和国で医療従事者約50万人が参加した治験で明らかに
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Photographer: Bloomberg Daybreak/Getty Images

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチン接種で、感染リスクはほぼ半分に低下した。南アフリカ共和国の医療従事者約50万人が参加した試験の最新結果で明らかになった。

  治験を共同で率いたグレンダ・グレイ氏はインタビューで、ブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)の大多数は軽症だったと、未公表の治験データを引用しつつ指摘した。この治験では、重症化の予防にワクチンが効果を示したことがすでに確認されている。

  他の全てのワクチンと同様に、J&Jのワクチンは重症化や死亡を防ぐことを目的に開発された。それでもブレークスルー感染の多さは、感染拡大阻止に向け各国が直面する課題を浮き彫りにする。

  接種を敬遠する動きに加え、軽度の感染を防ぐ効果がワクチンに限定的なことは「今後も感染者の発生が続く」ことを意味すると、ヨハネスブルクのウィットウォーターズランド大学で感染予測モデルを活用するブルース・メラド教授は述べた。ただ、死亡や重症化を防ぐ効果はあるため「人類の破滅」は免れるだろうと続けた。

  J&Jはコメントの要請に今のところ応じていない。

  この治験が行われた時期は、南アフリカが感染力の強いデルタ株の猛威にさらされた感染第3波と数週間重なる。

原題:
J&J Shot Study Shows Covid Infections Halved in Health Workers(抜粋)

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