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天然ガス高騰、世界経済の回復阻害の恐れ-転嫁値上げの可能性も

  • インフレは「思ったほど一時的でない」可能性があるとエコノミスト
  • 主要市場の大半で天然ガスはシーズン過去最高値、一段高の公算大

天然ガス相場は歴史的な急伸を続けており、中国の陶磁器メーカーやパリのケーキ店の顧客などさまざまな方面にとって悪材料となっている。

  主要市場の大半で天然ガス価格は既にシーズン過去最高値を付けており、さらに上昇する公算が大きいとみられている。この場合、新型コロナウイルス禍からの世界経済の回復を阻害する恐れがある。

  このまま推移すれば来る冬には家計支出は圧迫され、インフレで実質賃金は目減りする可能性があり、金融当局者は難しい政策選択を迫られる見込みだ。さらに実際に供給不足となれば、幅広い業界で操業が停止されるほか、途上国では停電が発生し、社会不安を招き得る。

  INGグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「製造業者らがこのコストを転嫁する公算は極めて大きい」と指摘。従ってインフレは「思ったほど一時的ではない」可能性があると説明した。 

Price Pressure

Energy inflation is soaring across G-7 economies

Source: Organization for Economic Cooperation and Development

原題:Global Gas Price Surge Threatens to Dent the Economic Recovery(抜粋)

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