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自民総裁選の構図一変、河野行革相が出馬と報道-岸田氏と対決へ

更新日時
  • 「先輩、仲間の議員と相談しながら決めたい」-河野氏
  • 岸田氏「だれが相手でも方針は不変」、石破氏「全く局面変わった」
菅義偉首相

菅義偉首相

Photographer: KAZUHIRO NOGI/AFP

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、菅義偉首相が再選を断念したことで構図が一変する。立候補を表明している岸田文雄前政調会長に対し、世論調査で人気が高い河野太郎行政改革担当相、石破茂元幹事長らの対応が焦点となる。

  TBSは河野氏が出馬する意向を固め、推薦人集めに着手していることが分かったと報じた。党内では同じ神奈川県連所属の菅首相が再選を目指す場合は自身の出馬を見送るとみられていた。河野氏は首相の不出馬表明を受けた自身の対応について「先輩、あるいは仲間の議員とじっくり相談しながら決めたい」と記者団に語った。

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河野太郎行政改革担当相
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  総裁選は、国会議員票383票と全国の党員・党友票383票の計766票で争われる見通し。半数を占める党員票は世論の動向を反映しやすいとされている。

  岸田氏は日本テレビの番組に出演し、「どなたが相手であっても私が向き合うのは国民、党員の皆さんだ。私自身の基本的な方針、これからの戦い方は変わることがない」と述べた。石破氏も同番組で「全く局面が変わったわけで、さあどうするかというのは本当によく考える必要がある」と語った。

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  日本大学大学院の岩井奉信講師は、菅首相の不出馬で総裁選に手を挙げる人は増える可能性があり、党員人気が高い石破氏の動向も注目されるが、「岸田氏が有利であることは間違いない」と指摘した。

次の自民党総裁にふさわしい人

順位氏名全体自民支持層
河野太郎16%18%
石破茂16%12%
岸田文雄13%14%
菅義偉11%20%
小泉進次郎9%8%

出所)日本経済新聞が27-29日に行った世論調査

  元自民党職員で政治評論家の田村重信氏は「無投票ということはあり得ない」と指摘。菅首相に近い河野氏や小泉進次郎環境相、細田派の動向によっては下村博文政調会長が出馬する可能性を挙げる。石破氏は出馬しても国会議員票を取ることができるか、高市早苗氏は推薦人を集められるかどうかが課題となるという。

  自民党総裁の交代で、10月17日投開票が有力視されてきた衆院選は先送りされる可能性が出てきた。新総裁選出後に臨時国会を召集して首相指名選挙を行う必要性が出てくるためだ。3日付の日本経済新聞朝刊によると、岸田氏は自身が総裁になった場合は任期が満了する10月21日までに衆院選の投開票を終えるのは難しいとの認識を示した。

(河野氏の発言などを追加します)
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