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日銀と政府、金融・財政の「両輪の協力」意識が重要-片岡委員

更新日時
  • 政府には財政・成長政策への適切な判断期待、日銀は2%に向け緩和
  • FRB・ECBでは財政との連携の重要性がより浸透と指摘

 日本銀行の片岡剛士審議委員は2日午後、日銀と政府のさらなる連携を巡り、金融と財政の「両輪の協力」をお互いが意識することが重要だとの見解を示した。オンライン形式で行われた長崎県金融経済懇談会後の会見で語った。

  片岡氏は、政府と日銀の共同声明に触れ、政府に対しては「財政政策や成長政策について、適切に判断されると期待している」と語った。日銀側としても「2%の物価安定目標の早期実現に向けて強力な金融緩和を行い、役割をしっかり果たしていく」と説明した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)では「財政政策との関わりが非常に重要になっているとの考えがより浸透している」とも指摘。新型コロナウイルス感染症の影響への対応だけでなく、低成長・低インフレ・低金利という日本経済の長年の課題を克服する上で「政府と日銀それぞれが役割をしっかり果たしていくことが重要だ」と強調した。

  午前の講演では物価低迷が長期化するリスクが強まっている中で、長短金利引き下げによる金融緩和強化が必要との認識を改めて表明した。政策運営のコミットメントについても「財政・金融政策のさらなる連携が必要」と主張していた。  

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