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中国華融、20年通期は赤字1.75兆円-21年上期黒字も難路続く (訂正)

訂正済み
  • 自己資本比率は6月末時点で6.32%-規制上の要件を大きく下回る
  • 資産売却や資本増強などで今後1年は業務継続可能-華融

中国国有の不良債権受け皿会社、中国華融資産管理は29日、本来は3月末が期限だった2020年の年次決算報告を発表した。記録的な赤字となり、レバレッジ比率は1333倍に達した。自己資本比率は今年6月末時点でも規制上の要件を大きく下回っており、政府主導の救済を確保したばかりの華融には難路がなお待ち受けている。

  華融が上場先の香港で提出した届け出によると、20年の損益は1029億元(約1兆7500億円)の赤字で、自己資本は85%近く減少した。1078億元規模の減損を計上し、金融資産でも125億元の損失を出した。

  今年上期は1億5800万元の黒字に転換したが、主要な資本水準は規制上の要件を大きく下回っており、自己資本比率は6月末時点で6.32%。昨年末は4.16%だった。規制当局は不良債権処理会社に対して最低でも12.5%、コアTier1比率で9%以上を求めている。

  レバレッジ比率は今年6月末時点で37.1倍と1333倍から大きく低下したが、それでも19年末の水準の4倍に達し、主な同業の中国信達資産管理(6.8倍)と比べても高い。

習政権、社債投資家に警告-長引いた中国華融の救済プロセス

China Huarong's dollar bonds rebound after plans of state-led bailout
 
 

  華融の王占峰会長は決算報告で、昨年実施した資産とリスクの見直しによって「業績に重大な影響が及び、当社の発展の歴史において学ばなければならない厳しい教訓になった」と振り返った。

  華融は自社での資金創出強化や資本増強に向けて、「近い将来」に非中核事業活動を行う子会社を売却する計画を明らかにした。業績報告には救済計画に関する新たな詳細は示さなかった。

  同社は資産売却や資本増強などの実施で今後1年は業務を確実に継続できるとも説明した。

中国の華融、中信集団主導の資本増強で約8500億円受ける方向-関係者

Coming Due

Huarong and its subsidiaries face $4 billion of maturing bonds this year

Source: Bloomberg

Note: Data as of Aug. 2 and non-dollar denominated bonds converted to equivalent dollar amount as of that date.

原題:Huarong’s 2020 Loss a Record; Leverage at 1,333 Times (Correct)(抜粋)

(最初のチャートで永久債の表面利率を訂正します)
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